2019年電験3種試験の合格者が10月18日に発表されました。
今年の合格基準は理論55点、電力60点、機械60点、法規49点です。
3879人の方が合格の栄冠を手にしました。
合格された方、おめでとうございます。
これからは電気主任技術者として活躍をしてください。
残念な結果だった方、来年の合格を目指して勉強を始めましょう。
千里の道も一歩からです。コツコツと続ければ合格出来ます。
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2019年電験3種試験は本日9月1日に実施されました。
電気技術者試験センターでは公式に問題と解答を発表しました。
自己採点をしてみてください。60点以上ならば合格です。
場合によっては合格点が引き下げられます。
10月の正式な合格発表をお待ち下さい。
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2019年電験3種試験は本日9月1日に実施されました。
暑い中、試験が実施されましたが、全力を出せましたか?
手応えはどうですか?
オーム社では本日午後6時から解答速報が発表されます。
自己採点をしてみましょう。
60点以上ならば合格です。
最近の傾向を考慮すると、55点でも合格の可能性が高い。
オーム社の発表が待ちどうしいですね。
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2019年電験3種試験は9月1日に実施されます。
既に受験票が手元に届いたはずです。
まだ届いていない方は試験センターに電話で確認しましょう。
受験票には持って行く物が書かれています。
受験票(写真張り付けを忘れずに!)
HBの鉛筆またはシャープペンシル
鉛筆削り
プラスチック消しゴム
時計
ルーペ
四則演算、開平計算(√)を行う為の電卓
そして、「透明または半透明の定規」です。これがとても重要です。
30度、60度、90度の角度が付いた三角定規!を持って行きます。
三相交流の問題でベクトル図を書く為には必須です。
三相交流のベクトルは120度の角度を付けて各々のベクトルが書かれます。
180度(直線)−60度=120度です。
つまり、直線を書いてから60度の角度を合わせて線を引くと120度の線が書けます。
試験会場には60度の角度が付いた三角定規を持って行きましょう。
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2019年電験3種試験は9月1日に実施されます。
もうすぐ受験票が郵送され、手元に届きます。
試験会場の確認をしましょう。
もし、初めての受験会場だったら、1週間前に下見に行きましょう。
乗り換えの電車の時間、乗り換え場所の確認をしておきましょう。
当日にうっかり乗り過ごすとあわててしまいます。事前確認が重要です。
試験会場の近くのコンビニを確認しましょう。
筆記用具など、うっかり忘れた時に補充が出来ます。
弁当、おにぎり、お茶の補充も期待出来ます。
売り切れないうちに早めに到着するようにしましょう。
最後の準備が肝心です。
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現在、雑誌新電気2019年7月号の販売中です。
今月号の特集は「小水力発電の基礎知識」です。
一般的な水力発電はダムを建設し、100mなどの高度からの落水を利用します。
小水力発電は、農業用水などの水路にある10m程度の小落差を利用します。
水車は小型のチューブラ水車などを利用します。
流れ込み式ですのでベース電力となります。
水利権の課題はありますが、今後の発展を期待出来る発電方法です。
しっかりと勉強をしておきましょう。
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今年、2019年の電気主任技術者試験の申し込み受付中です。
電気技術者試験センターのWebではインターネット申し込みが出来ます。
締め切りは6月12日水曜日午後5時です。
まだ、自信が無い受験生もいるでしょう。
しかし、1年に1回の試験です。まだ、試験まで3ヶ月あります。
ひとつか二つの科目合格なら十分に狙えます。
ぜひ、申し込みましょう。
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去る9月2日に今年の電験三種試験が実施されました。
問題と解答が電気技術者試験センターから公表されました。
理論問8では並列共振回路の問題がでました。
並列共振回路の特徴を理解していれば簡単に解けます。
並列共振回路においては、コンデンサとコイルの間で電流が還流します。
この時、電源側から共振回路を見たインピーダンスは無限大になります。
だからコンデンサとコイルの並列回路を「開放(オープン)」と考えられます。
(それゆえ交流電圧源からの電流は最小になる)
従って、電流値はオームの法則V=IRより
I=10÷(1+1)=5
電流は5Aです。
負荷は抵抗だけなので電圧と電流の位相は同相です。
最後に共振周波数を計算します。
各周波数をω(=2πf)とします。
コンデンサのインピーダンスはZc=1/ωC。コイルのインピーダンスはZL=ωL。
共振状態なのでZc=ZL。
従ってωL=1/ωC(両辺にωをかける)
ω^2=1/LC
ω=1/√LC(ω=2πfより)
2πf=1/√LC
f=1/2π√LC
問題図よりL=2、C=1.5なので
f=1/2π√2×1.5
f=1/2π√3
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去る9月2日に今年の電験三種試験が実施されました。
問題と解答が電気技術者試験センターから公表されました。
理論問6では直流回路の問題がでました。
オームの法則とキルヒホッフの法則を理解していれば解けます。
E=IRのオームの法則とキルヒホッフの電圧則(第二法則)を使います。
キルヒホッフの第二法則は「起電力の和は電圧降下の和に等しい」です。
問題文に従って方程式を作ります。
1.4=Ra×56×10^-3+Rb×56×10^-3 壱
1.4=Rb×35×10^-3+Rc×35×10^-3 弐
1.4=Ra×40×10^-3+Rc×40×10^-3 参
3元1次方程式です。中学校で習う数学の一部です。
一般的に習う2元1次方程式よりも、未知数がひとつ多い。
しかし式が3つあるので「未知数=式の数」だから解けます。
壱の式からRa=***の形に変形して参の式のRaに代入します。
(または参の式の両辺を1.4倍(56÷40)して壱の式から引く加減法を使う)
するとRaが消えてRbとRcの2元1次連立方程式になります。
(Rbを求めるのだから、Rcを消してRaとRbの連立方程式にしても求められます)
これを解くとRb=15と答えが出ます。
参考WEB
キルヒホッフの法則
分かりやすい高校物理の部屋
中学校数学学習サイト
連立方程式の解き方代入法
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去る9月2日に今年の電験三種試験が実施されました。
問題と解答が電気技術者試験センターから公表されました。
理論問3では磁界の強さを求める問題が出題されました。
これも三角定規を使うと簡単に解ける問題です。
60度、30度、90度の角度を持つ三角定規を使います。
過去には電界の強さを求める問題が出題されました。
使う公式の形はそっくりです。
まず、電界の場合です。
2つの電荷があった場合、プラスとマイナスでは引き合う力、プラスとプラス、
マイナスとマイナスでは反発力が働きます。
ある場所における電界の強さとは、片方の電荷の大きさが1C(クーロン)の大きさの
場合、その電荷にはたらく力の大きさのことを言います。
ですから、こちらの公式を使います。この式のQ2を1にします。
F=Q1×Q2/(4πεr^2)
F(電界の強さ)=Q/(4πεr^2)
(r^2はrの二乗の意味です)
磁界の場合です。
2つの磁荷があった場合、プラスとマイナスでは引き合う力、プラスとプラス、
マイナスとマイナスでは反発力が働きます。
ある場所における磁界の強さとは、片方の磁荷の大きさが1Wb(ウエーバー)の大きさの
場合、その磁荷にはたらく力の大きさのことを言います。
ですから、こちらの公式を使います。この式のm2を1にします。
F=m1×m2/(4πμr^2)
F(磁界の強さ)=m/(4πμr^2)
(r^2はrの二乗の意味です)
問題図におけるAとBは同符号なので反発力、AとCは異符号なので引力が働きます。
その大きさは先の公式にm=1×10^-4、μ=4π×10^7、r=2を代入して計算します。
(一般的に透磁率はμで表します。真空のときだけμ0と表します)
反発力と引力には向きがあります。つまりベクトルです。
そのベクトルの向きに従って、ベクトルの大きさ、つまり長さを決めて作図をします。
このときに、三角定規を使います。
反発力と引力の大きさを計算します。
F=1×10^4/(4π4π×10^-7×2^2)
=1,58
B点からA点に向かう方向に、A点から長さ1.58cmの線を描きます。(線A)
A点からC点に向かう方向に、A点から長さ1,58cmの線を描きます
この二つの線を合成します。
B点からA点へ向かう線(線A)に45度の角度を持つ三角定規の縁を合わせます。
C点からA点へ向かう線に60度の角度をもつ三角定規の縁を合わせます。
60度の角度を持つ三角定規を上にスライドさせます。
線Aの終点から1.58cmの線を、スライドさせた三角定規に沿って描きます。
この線の終点からA点までの距離を測ります。
そうすると1,58cmの長さになります。
答えは1,58A/mになります。
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去る9月2日に今年の電験三種試験が実施されました。
問題と解答が電気技術者試験センターから公表されました。
理論問18では、電圧計と電流源が含まれている回路が出題されました。
キーポイントは「電圧計は電流計と内部抵抗の直列接続」です。
あとはキルヒホッフの電流則とオームの法則の応用です。
一般的に出題される直流回路は電圧源と抵抗の組み合わせです。
V=IRの形のオームの法則を使います。
キルヒホッフの法則を使うとV=I1×R1+I2×R2の形の連立方程式になります。
今回は電流源と抵抗の組み合わせです。
そこでV=IRを変形してI=V/Rにします。
連立方程式はI=V/R1+V/R2の形になります。
問題の回路に付いて考えてみます。
キルヒホッフの電流則から、電流源の電流Iは抵抗Rに流れる電流(V/R)と
電圧計を流れる電流(V/内部抵抗)を合わせたものになります。
これを式にすると次のようになります。
I=(101/R)+(101/15×10^3)
I=(99/R)+(99/10×10^3)
(10^3は10の3乗の意味です。つまりk(キロ)です)
あとはこの2元1次連立方程式を解くだけです。
中学校の数学で習います。
今回は加減法で簡単に解けます。
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去る9月2日に今年の電験三種試験が実施されました。
問題と解答が電気技術者試験センターから公表されました。
理論問7では、電圧源と電流源が含まれている回路が出題されました。
これも良く出題されている定番の問題です。
この問題を解くには「重ね合わせの理」を使います。
まず電圧源単独で電流値の計算をします。
つぎに電流源単独で電流値の計算をします。
最後に各電流値の足し算をします。
最初に問題文から電流の条件を読み取ります。
SWを入れる前の回路を考えます。
すると2Aの電流源に対してRΩの抵抗が接続されています。
従ってRΩの抵抗には2Aの電流が流れます。
次にSWを入れたところ電流が2倍に増えたのですから、RΩには4Aの電流が流れます。
SWを入れた回路では電圧源と電流源が混在しています。
このままでは計算が面倒なので、電圧源と電流源に分けて考えます。
まず、電流源を取り外した回路を考えます。
この場合、電流源をはずしたら、開放(オープン)と置き換えます。
すると、この回路では、電源10Vに負荷は(1+R)Ωになります。
電流値は10/(1+R)Aに成ります。
次に電圧源を取り外した回路を考えます。
この場合、電圧源を取り外したら、短絡(ショート)と置き換えます。
すると、1ΩとRΩの並列回路が電流源の負荷になります。
そこで電流は2×1/(1+R)と2×R/(1+R)に分かれます。
ですからRΩに流れる電流は2×1/(1+R)になります。
電圧源による電流と電流源による電流を足し算すると4Aになるということです。
10/((1+R)+2×1/(1+R)=4
両辺に(1+R)を掛けます。
10+2=4(1+R)
12=4(1+R)
3=1+R
R=2
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去る9月2日に今年の電験三種試験が実施されました。
問題と解答が電気技術者試験センターから公表されました。
理論のB問題問16ではNPNトランジスタのエミッタフォロワ回路が出題されました。
今まではNPNトランジスタのエミッタ接地回路A級増幅回路しか出題されていません。
エミッタフォロワ回路は電験2種1次試験で出題されたことがあります。
いわゆる「天下り問題」です。
それも選択ではなく必須問題での出題です。
これは「反則」と言いたい。電験三種のレベルではないでしょう。
そうは言っても解けなければ得点はできません。合格できません。
なんとか解説を試みてみます。
エミッタフォロワ回路はコレクタ接地回路とも言います。
これは、交流で考えた場合、電源ラインが接地されているからです。
電源ラインとアースの間に必ずコンデンサが入ります。
コンデンサは交流におけるインピーダンスが小さいので交流的に短絡と考えます。
コレクタ接地回路の特徴は入力インピーダンスが大きいことです。
ベースからトランジスタを見込んだ入力抵抗値はおおよそRE×Hfeになります。
ベース電流Ib、コレクタ電流Ic、エミッタ電流Ieとします。
エミッタの電圧をVe、抵抗をREとします。
トランジスタは電流増幅器なので次の式が成り立ちます。
Ic=Ib×Hfe 壱
キルヒホッフの法則(電流則)より
Ie=Ic+Ib 弐
オームの法則より
Ve=Ie×RE 参
壱を弐に代入します。
Ie=(Ib×Hfe)+Ib
=Ib(1+Hfe)
これを参に代入します。
Ve=Ib(1+Hfe)×RE
従って、ベースからトランジスタを見込んだ入力抵抗Ve/Ibは
Ve/Ib=(1+Hfe)×RE
一般的に小信号トランジスタのHfeの値は200〜300ぐらいです。
(この問題では100です)
100も101もほとんど変わらないので、「ベースからトランジスタを見込んだ入力抵抗値
はおおよそRE×Hfe」になります。
電源ラインとアースラインは交流的には同一です。
従ってトランジスタのバイアス抵抗R1、R2とHfe×REは並列に並びます。
一般的に、RE×HfeはR1とR2に比べて十分に大きい値です。
(10倍以上の比があるときは「十分に大きい」と言います。)
そこで、入力抵抗は無限大と考えて開放(オープン)と考えます。
それゆえ、ベース電圧は電源電圧をR1とR2で分割できます。
ベース電圧=電源電圧×(R2/(R1+R2))
この問題では10V×(82kΩ/(18kΩ+82kΩ))=8.2V
ベースーエミッタ間の電圧は0.7Vですから、エミッタ電位は
(エミッタ電位とはエミッターアース間の電圧)
Ve=8.2-0,7=7.5V
題意より1mAを流すわけですから
7.5V÷1mA=7.5kΩ
ベースからトランジスタを見込んだ抵抗値を無限大と考えると、
ベースラインの交流的な入力抵抗はR1とR2の並列抵抗になります。
R1×R2/(R1+R2)
18k×82K/(18k+82k)=14、76k
一番近い値の15kΩが答えです。
実際の回路では電源ラインは9V 、12V、15V、18V、24Vの事が多い。
1.5Vの電池や自動車のバッテリー電圧12Vで動作することを考慮します。
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平成30年度電験3種試験が9月2日に実施されました。
電気技術者試験センターでは試験問題を公表しています。
理論の問題を見て下さい。
問8は単相交流の問題です。
力率1/√2の誘導性負荷が繋がっている所にRとLの負荷が追加されます。
R=ωLの条件があります。
電源電圧V1と負荷電圧V2の位相差を求める問題です。
これはもう、45度の角度が付いた三角定規の出番です。
力率1/√2ですから、角度は45度です。
45度の角度で線を描きます。
そして追加される負荷はR=ωLですから、この角度も45度です。
45度の角度で線を描きます。
2つの線の角度の差はゼロです。
つまり位相差はゼロです。
問15は三相交流の問題です。
しかし普通の三相交流とは少し違っています。
ベクトル図を描きましょう。
30度、60度、90度の三角定規を使います。
(a)の問題から解きます。
原点からベクトルEb,Ecを描きます。長さを10cmにしましょう。
角度はEbが−120度、Ecは120度です。
ベクトルEbの先端とEcの先端の間の長さを測ります。
長さは17,3cmです。
10cmが100Vなので、173Vの電圧です。
オームの法則V=IRに従って計算します。
抵抗は10Ωなので173V÷10Ω=17,3Aとなります。
(b)の問題を解きます。
ベクトルEbの先端から右方向にベクトルEaを描きます。
ベクトルの長さは10cmです。
ベクトルEaの先端とベクトルEcの先端の間の距離を測ります。
長さは20cmです。
10cmが100Vなので,200Vの電圧です。
オームの法則に従って計算します。
抵抗は20Ωなので200V÷20Ω=10Aとなります。
電力は10×10×20=2000Wです。
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電気技術者試験センターでは解答速報を発表しています。
自己採点をしてみましょう。
各科目とも60点以上、得点出来ていたら合格です。
理論や機械は55点、あるいは50点ぐらいに得点調整される事があります。
4科目ともに合格点以上ならば10月に合格通知が送られます。
1〜3科目に合格ならば科目合格の通知が来ます。
科目合格だったら、残りの科目の勉強を始めましょう。
すでに来年の電験受験勉強は始まっています。
毎日、コツコツと勉強する事が合格への近道です。
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